ILLと和雑誌


最近、ILLで受付して発送できたもののデータを整理してみたのだが、
一番多かったのが、和雑誌だった。
なんとなく洋雑誌かなと思っていたので和雑誌が全体の4割占めていたのは意外な結果だった。
依頼されたものの発行年なんかみればまた傾向がわかるのかも知れないけれど、
ちょっとそこまでやる気力は残ってなかった(笑)


洋雑誌の依頼は自然系のものが多いのだが(←これはデータではなく勘)
その手のものは電子ジャーナルがあるわけだ。
ネットでみつけた平成7年の広島大学の場合は洋雑誌が一番だ。
自然系の洋雑誌の需要は多くて今の電子ジャーナルの発展に結びついたのだろうけど、
相当お金を払ってるんだから、ILLを増やしてもらっては困る(笑)
まー何人使えばそのもとがとれたことになるのかわからないが。


文系の資料にかけられるお金は毎年減っているそうなのだが、
その分、ILLでカバーしているのか?…洋雑誌が減って目立ってるだけなのか?
単純に比較はできないけど紀要の割合は広島大学とかわらないが、
やっぱ和雑誌がおおいな。
依頼が多い資料はそんなにあるわけではなく、ロングテールじゃないけど、
1雑誌1件みたいなのが塵も積もれば山みたいなことになっている。
…和雑誌は需要が限られるだけに、電子ジャーナルにはなりにくいのかな。
グーグルだったらやってくれそうだけどな(笑)
※マンガは日本語でやっちゃっても需要はありそう…。
でも学会誌なんか作る費用考えればネットで公開して課金制度…って最初にそのてのシステムにかける金が出ないのかな。
PDFでいいじゃ〜ん。


で、紀要は半分以上が県外の他大学のものだったりするのだが、
県内の大学の図書館代わりみたいな部分もあるなと思う。
でもこのへんは各大学がリポジトリやとにかくWEBで公開すればILLも減ると思う。