検索窓1つとディレクトリ検索


この前、職場の人と話をしていて、
ちらっと検索フォームのことがでた。
その人は「図書館の人には嫌われるけど検索窓一個が好き」といっていた。
まーネットなんかだとヤフーもグーグルも一個だし、
アメリカの大学図書館の蔵書検索フォームも
電子ジャーナルとあわせて一個で済まそうみたいなつくりが多いので
ふーむと聞いていたんだけど、
思い出したのが、北海道大学北方関係資料総合目録をみてフォームに戸惑ったこと。
別に雑誌タイトルとか著者とかのフォームがないってことで戸惑ったのではなくて、
何をうちこめばいいのかと一瞬フリーズしたこと。


ま、目的があって調べに行く人がたどり着くものなんだと思うので、
興味本位で行く私みたいなのは招かれざる客なわけだが、
フォームはキーワードを入れないと先に進めないんですよね、当たり前だけど。
ぐぐるのと違ってミョーなプレッシャーがかかるんですよね。一人で画面に向かってんのにね(笑)
で、「アザラシ」とか適当なものを打ってみて、
結果が出てくると「おぉー」とかいっているんですけどね。
※「あざらし」と「アザラシ」は違うんですね…


まえに参考にした山形大学高橋文庫目録とか
ここんとこ毎回出てくる近代デジタルライブラリーなんかは分類から入っていく道もあるので、
そこでブラブラブラウジングすることもできると。


ただ北方のDBは右側にバーっと関連するような単語もひっぱってきてくれるので
※なんか職員さんがいってたんだけど思い出せない
中に入れば、それっきりで終わらずに展開するってか資料を結び付けてくれるってことなんだろう。


で、話は飛びますが、資産なんちゃらの人たちと例の”色”のことで
海外の美術館サイトでもみてみたら?とヤフーコムディレクトリを目的にいったんですが、
米ヤフーはディレクトリへのリンクを、プルダウンメニューに入れちゃってるんですね。
重要度が下がったのかー。
ちょっと意外だったんですけど。
ってか今や、初期のヤフーのトップページを残しているのは日本だけじゃないですか?
海外に行ってもマックとかロッテリアなら日本と同じだからなんとかなるぜ、
みたいなことが通用しないではないか!(笑)


日本ではヤフー検索が優位とか言う話ですけど、
ヤフーのインターネットガイドのWEB of the YEAR 2006ではグーグルが1位に。
ディレクトリは何か探すときは自分の経験からも親切といえば親切だよな〜とは思います。
最近はネットだとヤフーを使うことはあまりないけど(ホームはヤフー)。
※そういや県立図書館で↑のバックナンバーを持ってきてくれた職員さんが「ヤホー」っていってた。
 ヤフー、10周年とはいえまだまだ…テレビCM打ったほうがいいんじゃないか?
 ヤフーショッピングとか…冗談じゃなくて。


検索窓の話をした職員さんは、アメリカのヤフーはカタロガーがいるとかなんとかいってたんですが、
あのトップページの様子からすると、検索ロボットにとって変わられたんでしょうか。
”カタロガー”という言葉を聞いて
分類番号はついてないけどヤフーは一瞬ネットの図書館みたいだなーと思ったんですけど。
いままで自分の頭でそういうつながりがなかったもんで。
そういやグーグルVS司書はありましたね…


メモ
ヤフーの検索エンジン更新に賛否両論 2005/7
ユーザー数のヤフーと“濃さ”の Google――SES でネットレイティングス萩原氏が講演 2006/4
Yahoo!がGoogleより人気の日本、なぜと頭をひねる 2006/6


蛇足
上記検索ロボットにとって変わられた?で思い浮かんだのは
自動貸出返却装置なんですけど、職場でも利用者にきかれることといえば、
ネットがみれないとか、本がみつからないとかそういうのが多かったし、
レファレンス自体20件もなかったと思うし、
ガイダンスでも内容はOPACとかDBの選び方、使い方で
ってネットで自習できるものをおいといたらいいかな。
本棚に本を戻すのは人力が必要だけど、最近は機械がベルトコンベアーで戻してくれるんですよね。
以前帰国直前の留学生が24時間利用を悪用して(教職員や院生は時間外でも利用できる)
蔵書をかっぱらって自分の国に送った事件があったそうですが、
無人図書館、近いうち、警備員だけの大学図書館になっちゃったりしてー。
ってか警備員置くなら職員おくか。