景徳鎮千年展

萩にいってきた。景徳鎮の磁器を見に。
平日にいってよかった。


山口県立萩美術館・浦上記念館

皇帝の器から毛沢東の食器まで−景徳鎮千年展

なんか漠然と有田みたいなやつかと漠然と思っていたのだが、
色も形もさまざまでびっくりした。
所蔵は鴻禧美術館@台湾と南京博物院:さすがにありますな所蔵品検索


印象に残っているのは
白磁獅子紐水注・承盤(北宋):獅子というよりニャロメでした。
黄釉碗(明)
◎五彩雲龍文方壺(明):もとの磁器がなんとも玉みたいになんともぽってりした感じでよかった。
◎黄地粉彩花鳥文碗(清):同治帝の婚礼にあわせて作られた食器。
↑とてもやわらかないろと細かいもようでいつまで見ててもあきないというか
ずっと見ていたい感じだった。


あと緑一色で龍を書いたものとか。
皇帝によっていろいろ。


柿右衛門さんの講演の話は見る上で参考になった。
やっぱ磁器の白さはひとつじゃなかったです。


毛沢東の食器なんだけど、あれは毛沢東の詩から梅桃芙蓉菊が描かれたそうなのだが
毛沢東の趣味なんだろうか。
確かにきれいなんだけど、それまでの官窯とはやっぱ別ものですな。
ま、一回きり(7501工程)だから仕方がないか。


ところで図録の写真がいただけない。
全体的に青が強くて、実物とぜんぜん違う色になってしまっている。
デジカメでとったのか?
ま、照明の違いもあるかもしれない。
…あるかもしれないけど、あまりに違うのだ〜。
ちょっとがっかりした。


それから展示室2「もう一つの景徳鎮 −古染付と天啓赤絵−」
もよかった。民窯でつくられたものということで、
なんともおもしろい、いいかんじに力の抜けた絵がよかった。


写真OK(フラッシュなし)だったのでパチリ。
ウサギのこの目つき!たぶん「青花吹墨兎文皿」
国内の美術館で写真OKてあるんですかね。
あんま聞いたことない。


ところで萩の街路樹が松だったのだが、手入れ大変じゃないだろうか。
驚いた。