英国王室のイギリス人度

今年はダイアナ妃の没後10年だったとかで
その手の番組があったみたいだけど、
それとは関係なしに石井美樹子さんの本を読んで面白かったので
ほかのも借りてみたのだが、

図説 ヨーロッパの王妃 (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 ヨーロッパの王妃 (ふくろうの本/世界の歴史)

のあとがきにこんなことが書いてあった。

イギリスは1066年にフランスのノルマンディー公爵に征服されて以来、
フランスから王妃をむかえ、1714年のアン女王の没後は、
ドイツのハノーヴァーから王をむかえ、妃のほとんどがドイツ人である。
ヴィクトリア女王にながれるイギリス人の血は256分の1、
その後継者のエドワード7世のイギリス人の血は512分の1、
ギリシャ王子を父に持つチャールズ皇太子にながれるイギリス人の血は無きに等しい。


そんなもんか?と思って例のごとく系図を再構成(例のごとく脱線して見にくい)

※おーっとよりによってアルバート公の没年間違えた。 誤)1961⇒正)1861
256分の1って8代さかのぼってジェームズ1世のことなのかな。
ま、ジョージ1世は思いっきりドイツ人の王様だわな。ハノーファー選帝侯も兼任していたわけだから。
ってか選帝侯が王様にひっぱられたっていうほうが正しいか?
※とはいえ、まったくイギリスに関係ない人が選ばれるわけがない。ジョージ1世の曽祖父はジェームズ1世なわけだ。
 そしてそれを理由でイギリスにひっぱられたわけだ。


それからこのギリシャ王子ってなんか勘違いされてないかな。
ギリシャ人じゃないんだよ。元はデンマーク王室だよ。
アンオブデンマークとか昔から近いし、ハムレットデンマークの王子だよ(脱線)
エジンバラ公の父方をたどるとジョージ2世に行き着く。
系図が広がらないのはエジンバラ公エリザベス女王は親戚だからだ。


チャールズ皇太子にながれるイギリス人の血は無きに等しい」っていうのも
チャールズ皇太子のおばあちゃん、エリザベス2世の母方の血筋がスルーされてないか?
先祖にイギリスの首相とかいる(ジョージ三世の代)。
ウィリアム・ヘンリー・キャヴェンディッシュ=ベンティンク
http://nekhet.ddo.jp/people/bentinck.html


スチュアート朝からの先祖をたどって
13代8192人からするとたしかにイギリス人の血はわずかかもしれないけど(笑)
それをいったら…