『いのちの食べかた』をみてきた

図書館で予告が流れてたんで、けっこう楽しみにしてた映画をみてきた。
公式サイト いのちの食べかた



our daily bread で動画たくさんありました@YouTube

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行


以下ネタばれありです(全然まとまりのない感想メモだなこりゃw)。


中学生のころ、家庭科の授業でブタの屠殺の映像を見たことがあるんで、
この映画をみたからって肉が食えなくなるとか、そこまで繊細なつくりはしてはないんですが、
まーーーーーーーーーーーー驚いた。
こんなに機械化というか、システマチックというか、工場というか、騒音ってか。
農業ってこんなにやかましーのかと。
もっと静かなもんかと思ってた。


ここに出てくる映像はドイツなのかフランスなのかオーストリアなのかよくわかんないけど、
とにかくハウスにしろ、鶏が飼われているところにしろ、ひまわり畑にしろ広い。
ハウスとオリーブの木が植えてあるとこはほんと広かった。見渡す限りオリーブ畑、みたいな。
北海道の道東を自転車で走った時、牧場とかジャガイモ畑を見た時は、さすが広いな北海道と思ったけど、
同じく自転車旅行をしたフランスは、北海道以上に広い小麦畑とかひまわり畑に驚いた。
食糧自給率100%超えるわな〜って思ったもん。アニエス・ヴァルダをちょっと思い出した。
映像にでてくるハウスやオリーブの山(丘?)もほんとそんな感じだった。どこにあるんだろ。
ってことで、大きな機械が大活躍してる。
農園だからってなんかのんびりしたような風景ってのはなくてなんか殺風景というか、
とにかくエンジンの音がうるさい感じ。
アスパラ農園に向かう人たちのバスの音もうるさい。
肉の工場の人たちもヘッドフォンみたいなのつけてたし。


話は戻って、もののようにポンポン投げられるひよこ&ニワトリ…
そういや養鶏場いったとき、死んだニワトリがまとめておいてあるのを見た時、ちょいとびっくりした記憶あり。
弱ったニワトリを取り除いてるのをみてて思い出した。
去勢される仔ブタ、最後にきゅっと首を絞められ、ごろーんと出てくるブタ、
そういや冒頭、トラックで運ばれてるブタ、なんか表情が人間みたいで…。
ホースで吸い取られるサケ、
電気ショックで一瞬で死んじゃう牛。ブタもそうだけど順番にやられていくわけだけど、
生きてるブタ、牛の横でゴローンと転がって足を吊られていくのってなんつーか。
あのおなか裂いたり、皮はぐのも機械があんなに自動化されてるとは…。
そういやおなかの横から帝王切開されてる牛(これにも驚いた)
そういや岩塩もすごい。
あれ、採掘?現場が首都圏外郭放水路みたいな光景でしたよ。


ナレーションとかなくて、働いてる人たちの会話にも字幕がつかなくて、
ほんと淡々と進んでいくんですが、もうね、何もいえなくなりましたね。
たべものに文句はいえない感じ。
美食とかね、なんか食べ物にこだわってられないような感じ。
そういうこといっちゃいけないような感じ。
食の安全とかね、中国とかどーやって野菜作ってんのかわかんないけど、
見終えた時はそういうのもなんかふっとんでしまうような感じ。


全然まとまらないけど、映画が終わった時、会場がふーって感じでした。
私は最後の場面でちょろっと涙がでました。