大いなる陰謀

ネタばれあり


なんかもう、この年になると、まっすぐ受け止められないというか、
斜に構えてしまうというか、フレッシュさのかけらもないというか…。
諦念みたいな…でもあきらめたら終わり…みたいな(涙)


この映画は…映画まで作ってわざわざ何を…
高校生に向けて作った映画か?
でもアメリカの高校生がレッドフォード、トム・クルーズメリル・ストリープには釣られないよな。


うーむ。


ま、政治家とか戦争にうんざりってのはわかるよ。


イラクの帰還兵のドキュメントを前見たけど、
そっちのほうがよっぽど…
ま、国民に目を覚ませとかいいたいのかもしれないけど、
ダメ押しとかとどめって感じでもないしな。
※私はアメリカのキリスト教の団体みたいなのが気になる。


うーむ。


レッドフォードっていくつよ?


うーむ。


1936年うまれって今年72?


うーむ。


『ヴィーナス』でみた、ピーター・オトゥール(1932年生)は、ある意味自然な年のとり方をしてて、
それがまた面白かったんだけど、レッドフォード…


若い時の自分に縛られてないか?


ってのはどうでもいいんだけど、

大学教授のレッドフォードと教え子の対話@先生の部屋と
共和党の議員のトム・クルーズと彼に呼ばれたテレビ局の記者のストリープ@トムの部屋と
レッドフォードの教え子で軍に志願したアフリカ系ヒスパニックの2人@アフガニスタンの雪山
以上の3つの場面が交互にでてくる。


なんかずーっと3組が話をするのをきいてるだけなんであれだけど、
結末は救いがない。
ヘリから落っこちた教え子二人は、武装勢力に囲まれて、
弾切れになって、たったところで撃たれて死亡。
その直後に、味方がやってきて爆弾落としていくとか。
共和党上院議員(トム)から話を持ちかけられて(戦場にカメラもってく?)
どーだかって思ってるストリープと上司(なんかこの二人の立場がよくわからん)
イラクの戦争の時のマスコミの姿勢をトムから突っ込まれてたわけですが。
そういや士官学校の時の写真の顔はトップガンですな。首から下だけ合成してるな。


……で先生の部屋では、授業をサボりがちになって呼び出された生徒が、
友愛会の部室?に戻ってテレビ見てるところで、
アフガンのニュースがテロップで流れて(見てるほうからすると話がつながった)。
どーすんの?みたいな。



無関心とかそういうのはどこも同じなのかなって。
あとなんとなく印象に残ったのは、レッドフォード先生いわく
可能性とか将来性ってのは”気まぐれ”←記憶あいまい
若いころの決断、選択?を人生で責任をおわなきゃなんない。←かなり曖昧


戦争とマスコミとの関係もね……
しかし上院議員のアフガンでの作戦ってのが大いなる陰謀なのかな。
ストリープのつっこみは面白かったりするけど、
なんで頭のいい人も多いであろうアメリカなのに
国としてああいう方向にいっちゃうんだろうねぇ。
なぞ。
政治ってわからんな〜。カオスだな〜。


大統領の陰謀」(All The President's Men 1976)と邦題はにてるけど
…似てたから期待して見に行ったわけですが(笑)
原題からすると、大統領批判みたいな感じでしょうねぇ。
映画の中でもいてたけど、まっさきに犠牲になるのは誰か?みたいな。
あと、みんな、だまされるな、みたいな。
でも、私の場合DVDが出ても借りないかもね…って感じの内容っす。