『ランジェ公爵夫人/Ne touchez pas la hache』(2006)


※もちろんネタバレありです。注意。


シネクラブに行ってきた。
今月の『ランジェ公爵夫人』のお知らせをもらった後、
ギョーム・ドパルデュー(Guillaume Depardieu)の死亡記事を新聞で見た時は
本当にびっくりした。


まだ37歳ですよ!
『ポーラX』しかみたことないんで、最近の活動をまったく知らなかったけど、
今日の映画を見て、本当に残念に思いましたね。


内容は⇒公式サイト http://www.cetera.co.jp/Langeais/introduction/index.html
パンフによると話はナポレオンが島流しにあった4年後の1819年の末からはじまる。
ナポレオンの砲兵大佐だったモンリヴォー侯爵は王位に復帰したブルボン王家に仕えるのを潔しとせず
アフリカ探検なんかにのめりこんでいったそうです。
で、パリに戻ったところでランジェ公爵夫人に声をかけて始まるわけだけど…

”アフリカの話を聞きたいわ…、紹介して!”
※パンフに鹿島茂さんの解説が!岩波ホール、”地元”ですね。


さっき公式サイトで原作バルザックと知って、
「人間喜劇」って単語だけ(意味不明)思い浮かんだけど、
まさに喜劇でした(涙)。


ってかタキシード仮面とか活躍するし、
修道院に”優雅に”忍び込むんで運び出した公爵夫人の”遺体”を…


ロンクロール:前は女だったが、今は何の価値もない。両足に錘をつけ、海に投げ込もう。
子供の時の絵本のように、忘れてしまうんだな」
モンリヴォー:「ああ、もはや一篇の詩にすぎない」


「一篇の詩」ってことばに惑わされるな(笑)


5年くらい探し回ってたのにね。あっちこっち。
足におもりをつけて海に捨ててしまったんでしょうか?
…水葬といってしまえばそれまでだけど(爆)
http://d.hatena.ne.jp/akira-tade/20081103


原作の原題は『La Duchesse de Langeais』でまさに「ランジェ公爵夫人
だけど、映画の原題は…「斧に触るな」だそうです↓
http://d.hatena.ne.jp/pop1280/20070329/1175239987


ランジェ公爵夫人役の女優さんが…

どーみても私にはそこまではまるか?って感じの人に見えたので、
最初はなんだかなと思ってたんだけど、
最後、侯爵の家の前でまってて、立ち去っていく姿は憐れでした。


恋の駆け引き(ちょっと途中であくびが出たけど)、
貴族の生活(呼び鈴がたくさん)が垣間見えて、
なかなか楽しめました。


詳しい時代背景はこちら
へ〜〜です
http://blogs.yahoo.co.jp/babalia1849roz/42820692.html
ルパン(ちょっと違うけど)を連想した人は私だけやなかった(笑)


監督についてはこちら
http://web.mac.com/yukiko_b_kodama/iWeb/Site/Journal/868F2B83-EDB5-11DB-AC28-000A95B40332.html
私はなんとなく『グレースと公爵』も連想したりなんかしたけど…
あれも、映画館じゃないと最後まで見切れないと思いますな…。
ロメール特集@文芸座 オールナイトで…見ましたな…。


で、『美しき諍い女』は見てないな〜女優さんのほうが話題になってた記憶あり。