『ワールドアパート/A World Apart』 (1988)


シネクラブの月例会へ。



アパルトヘイトに反対する女性記者を
娘の視点から見た映画といえばいいのか、
アパルトヘイトに反対する活動家の両親を持つ(お父さん逃亡、お母さん投獄)
女の子の話といえばいいのか、
実話に基づいた映画ということなんだけど、
正直、なんとなく中途半端な印象(お母さんはほとんど牢屋の中だし)。
映画の中で活動してたのは黒人のほうだったし。


うーむ。
娘の視点ということで、みえる範囲が広がったってのはあるだろうな。
白人でもいろいろ、みたいな。
モリーはパーティーで黒人のボーイを名前で呼ばずに「ボーイ!」と呼びつける友達に
「名前で呼べばいいのに」(友達の家でのホームパーティーだから)といったりする。


この活動家のお母さん、ダイアナ・ロス(Diana Roth)さんは
のちに暗殺されたそうなんだけど、
名前が名前だけに、ぐぐっってもでてこないよー。


ティム・ロスが女性記者の同僚としてでてきてたんだけど、
しばらく名前がでてこなくて、
映画を見ながら、ずーっと思いだそうとしてた。


あと、記者を逮捕する警察の男が
名探偵ポワロにみえてしかたがなかったんだけど、
なーんと実際、ポワロの人だったよ!⇒David Suchet


月例会のもう一本が『マンデラの名もなき看守』だったんだけど、こっちは見てない。
あわせてみると理解も深まるんだろうけど、
別料金なんで、DVDで見ようと思う。


正直、そんなこともあったんですねーと遠い昔のような感じというか、
なんといったらよいのかよくわからない。
ありきたりな感想というか。
しかし、映画の中に出てくることばから、
日本のワーキングプアに対するあれこれが連想された。
人種差別じゃないけど、まっとうな生活をおくれる権利、みたいな。


http://www.imdb.com/title/tt0096464/
http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=940DE0D7123AF934A25755C0A96E948260&sec=&spon=
http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/19880708/REVIEWS/807080303/1023