蹴りたい背中『我が至上の愛〜アストレとセラドン〜/Les amours d'Astrée et de Céladon』(2007)


ロメールが、これで最後といってる作品。
スクリーンでみられるとは思ってなかったんで、
楽しみにしてたんだが……途中爆睡。
最近は、いや数年前から、
遠慮なく寝るようになってしまった。


私の見た回は、観客は15人程度で、
年齢高めだった。


ってか、今年の夏休みは田舎の映画館に見たいものが1本もこなかった。
ハリポタとかナイトミュージアムとかお子様向け以外のものがなかった。
最近は映画雑誌も表紙は日本人ばかりだし、
…「南極料理人」はみたいけど
洋画は落ち込んでるんですかね〜。


で、セラドンだけど、
最初に物語と映画の背景の説明が字幕で流れるんだけど(スターウォーズみたいなやつ)
字幕はちょっとしかないんでようわからんかった。


17世紀に書かれた5世紀を舞台にした話。
ってことで、登場人物が着てるものと建物がちぐはぐにみえる。


公式サイトでほとんど内容が書かれてるんで、
ネタバレも何もないと思うが、
かといって、その話の展開とか俳優の演技だったりが見もの、ともいえない。
ラドン役のアンディー・ジレ(Andy Gillet)の顔くらいじゃないかと(そりゃ私か)

まー字幕のせいもあると思うけど…
いやもとのせりふがそうなのか、なんとも硬い言葉で
映画というよりは安っぽいおしばいみたいな雰囲気です。
原作を知らんからなんともえいないけど。


いきなり縦笛をふくサラドン、ってかその場面の転換に
一瞬会場の空気が引いた感じがしたんだけど
とにかく全体的に淡々とした調子で流れていくんだな。
途中寝てたからわからんのだが、アストレたちは僧院に何しにいったんだ?
グレースと公爵』でもみてて死にそうになったような気がするが、
映画の”調子”&もー最初から最後までいじいじしているセラドンの背中を蹴りたくなった。


会場を出るとき振り返ると、
映写室に近所の映画館のおじさんがいた。
受付だけしてるのかとおもってたけど、何役もやってたのか〜。
知らんかった。


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