真珠湾攻撃総隊長の回想

1/9読了 
読み終わった後、ふーというか、
ちょっと続けて別の本をすぐに読む気になれなかったというか
久々にこういう本を読んだ。


「かくてイエスいいたまふ、父よ、彼らを赦し給へ、その為す処を知らざればなり」


NHKで松平さんが戦争の番組やってたけど
真珠湾の映像がちょっと違って見えましたな。


本にもあったことだが、
アメリカは日本の航空部隊にたたかれて、
空母などそっち系の準備を始めるわけだが、
そっち系で成功した日本がそれらを軽視し、
でっかい標的大和最後の最後に作って自滅したのは
日露戦争インパクトありすぎたからなんでしょうかね。

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最初、河合の実況中継の本に似てて読めないっていったが
ほんとになぜか最後まで慣れなくて
とびとびで読んだ。
そのなかで紹介されていたのがこの本

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※文庫がでてますな。中古も多いですね。


昨日借りて、今第2部まで読み終えた。
真珠湾攻撃が終わったところ。
淵田さんというのは真珠湾の奇襲攻撃の指揮をとった人。
当事者の自叙伝(未完とはいえ)が元になっているから、
読んでいて情景が浮かんでくる。
一緒に飛行機にのって真珠湾にいったような感じ。
マンガのナウシカ読んでるみたいな感じ。
しかしおそらくここがハイライトで
あとは敗戦までの状況となるのだろうから
しんどいな。
⇒追記:最後まで読ませます。戦争が終わってから、
 あまりしんどかったことは書いてなかったけど、
 忙しく動き回っています。

第一部 その一日のために
第二部 トラトラトラ
第三部 暗転
第四部 帝国の落日
第五部 占領の名の下で
第六部 回心



隊長といっても中佐なんだけど、
現場の状況を見て指揮していく人と
遠くで連絡を待ってる人とは
やっぱギャップがあるんだなってのがひとつ。


あとからまたでてくるかもしれないけど、
真珠湾を攻撃したパイロットは訓練された人たちだったけど
最後のあの特攻までいってしまったのはなんでかな
ってのがひとつ。
⇒追記
 特攻の話は結局でてこなかった、と思うんだけど
 一人前のパイロットになるのに必要な飛行体験は1000時間で3年はかかるそうだ。
 ”戦争だからといっても”かれらをむざむざと失ってはならないということで
 不時着した場合の収容場所を決め、潜水艦を待機させていた。
 しかし、真珠湾にいったりきたりする船が多く、それらを邀撃するために
 潜水艦はいってしまい、不時着したパイロットは
 日系人にいったん助けられ、そこでまっていたんだけど結局は生きて帰れず・・・
 ニイハフ島事件 
 


あと「感状」があったこと。
古文書講座の中世の回で知ったんだけど(高校でならったかもしれんな〜)、
こんな近現代まであったの?
ちょっとびっくりした。


あと気になるのは胡適
ウィキペディアにある若い頃の写真がいとこに似ててびっくりした。
伝記はあるのかな。