考えるのがめんどくさいから本を読むのか…そうかもしれない

昨日の朝日の読書欄に筒井・丸谷・大江の鼎談がのっていた。

筒井 大江さんが「面白ヒトスジ」とおっしゃるのは、その通り。僕は勉強や教養のために読んだことはありません。
カントは大学の授業のために仕方なく、また、芝居のためにフロイトが役立つとは思いましたが、
それにしても面白くなければ読んでいないわけで、面白い本を飛び石伝いに読んでいたというだけなんです。

丸谷 本を読みすぎるのはよくないね。国語学者大野晋さんは大読書家なのに、「考えるぶんだけ頭を空けておかなくてはならない。
だからほどほどにしか読んではいけない」といっていた。ぼくはそれを聞いて、今日はヒマだから本を読もう、ではなく、ヒマだから考えようとするように努めていますが、
考えるのにくだびれてつい読んじゃう(笑い)。

学生のころ自分のしゃべってることは全部本の受け売りじゃないかと思っても
本を読むのはやめられなかったが、
丸谷さんの話をみて、
今日、帰りの車の中で、
なんとなく考えてたんだけど、
まあ、なにか目的があって読書をしているわけではないので、
ことさら考えることでもないのかもしれないけど、
ひたすら雑学をインプットするのみで
自分がないな〜と思う。単純に。


結局、自分で問いをつくって解決方法を導き出すとかじゃなくて、
私の読書は自分の興味のアンテナにひっかかったことを
読み散らかしてるだけだもんな。
何も残らない。
さて、私は何を考えればよいのでしょう。


手元にある本。
さて読みきれるんでしょうか!

クラゲに学ぶ―ノーベル賞への道

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昨日の書評にでてて帰りに図書館によってゲッツ!
書評って市内では私以外読んでないのかなって思います。まじで。
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ことばを旅する (文春文庫)

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これ文庫だけどカラーでよいです。
表紙はフリース着た細川さんがうつってます。
茶碗と桜にすればよかったのに。