北京の胡同とヒトラー

クレシダ・ボナスが12時台に一時的に沸騰してましたが
なにかありましたか?



さて、今日の朝日の書評に面白い本があったのでメモ

評者の隈研吾さんはこの本を読んで
北京の事務所をフートンのなかに移そうと決めたそうです。
私も北京オリンピック前、夏休みに友達に中国行きに誘われたことがあります。
その時ならまだフートンとか北京の古い街並みも残っていたんだろうなと思うと
しまったーという感じではあります。
中国映画でもでてきますよねえ。
黒いレンガってのが特徴だったんですねえ。
アイウェイウェイさんの家もこの色でしたねえ。
さらには6年前の北京行きキャンセルは後悔しておりませんが、
こうも大気汚染の話をきくとなかなかねえ。
著者の多田麻美さんははてなダイアリーの利用者です!⇒北京・胡同逍遥



もう一冊は角幡さんのお勧め。見出しもいいので一部引用する。




言葉生み出す行動にも責任を 
(省略)
 言葉というものが思考と経験を通じて生み出されていくものならば、
知識人はその母体となる行動にも責任を負わねばならないことになる。
著者は、戦争が終わりナチの犯罪が断罪されるなか、自らの恥ずべき過去に蓋をして、
ずる賢く責任逃れに立ち回った哲学者たちを厳しく非難する。
そして最終的にその矛先はシュミットやハイデガーの業績をたたえ、
その過去を免罪しようとする現代の知的潮流にも向かう。
 学術的にどのような業績があっても行動に内実が伴っていなければ言葉は空疎なものとなる。
行動と知の関係に一考を促す好著といえる。