「熊楠KUMAGUSU パイロット版」(1991)

南方熊楠を知ったのは
この映画の制作が中断しているのを雑誌でしったのが最初だと思う。
いまアマゾンとかみてみると、ちょうどこのころ雑誌で特集されてたり、
どっちが先かわからんけどね。
あとマンガにもなってるし・・・
てんぎゃん」これ読んだわ。
水木さんの「猫楠」も読んだわ。


で、映画ですよ。
パイロット版とかいいつつ、
他にも息子さんのエピソードとかとってるみたいなんですが、
主には町田康のシーンをつないだ感じのものでした。


第一印象は、
リアル風の谷のナウシカwww
腐海のなかをあるくかのごとく、
熊楠が歩く森がすごいです。


もとは中沢新一さんから監督の山本さんに話がいって
NHKの番組でってことだったそうなんですが、
監督が調べてるうちにテレビじゃおさまらないってことになって
映画にすることになったそうです。
パイロット版で4億くらいは使ったそうです。
風をふかせるためにヘリコプターとか
そういうことにお金使ってた模様・・・


町田康ですけど、いまでは作家ですけど、
とはいえそんなに動く姿を私はみたことがないんで、
まんま熊楠と思うわけです。
あらためて熊楠関西弁か〜とかね。
標準語でしゃべるのと関西弁はうける印象が全然違いますよね。
しかし昔の人の話をラジオとかドラマでみると、
これも同じ日本人、ではないねってくらい
ちがってきこえますよね。


あー室井滋はきらいじゃないんですけど、
浮いてましたね。
監督は素人が好きといってましたけど、
知らん人ばっか。面白いですよね。
テレビのバラエティーとかドラマとかででた俳優が
映画にでてきても、
そっちをひきずってしまって全然おもしろくないわいというのが
あるから苦手なのが邦画。古い邦画はOKw
逆に、いつものメンツで固めてくれるからこそ楽しめるドラマっちゅーのもありますよ。



で、年をとった熊楠は勝新太郎にやってもらおうと思ってたそうです。
それも事件があってかなわず。
ってかリアル町田康、24年後の役者の皆さんにやってもらったらどうでしょうか。


このあいだイーサンホークの12年かけてとった映画、
あー映画館でみにいけなかったんですけど、
こういうのもあるやないですか。


完結させる気が監督にあるのかどうかわかりませんが、
というのもこの映像だけでも面白いからです。
機会があったらみてください。


慶応3年うまれだわ。


これ最新号です。
私は買ってたのにまだ読んでなーいwww
詳細はこっち↓
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/index.html





娘さんの本おもしろかった記憶あり。