昨日、今日とイギリス外務省密着番組でした。
ダウニング街、あのドアをみに行きましたが(角はまがれない)
その手前の建物が外務省でした。
ビクトリア女王時代の建物だそうで威圧的というか風格があります。
いまじゃつくれないだろうっていう感じの装飾です。
(彫刻というかレリーフというか絵画も含めて)
日本も天皇は京都に置いといて
江戸城を役所として使えばよかったのにね
で、1回目は両親はイラク人だけどイギリス生まれで・・・
現在イラクの親族に引き取られてるけど18歳の誕生日をすぎたら
強制的に結婚させられるとかいう
二重国籍の女性を救出するという話がありました。
なんか映画みたいな話だなとか思ってましたが、
こんな国民というか国籍をもってる人にこういうかかわりしてたのかーと
驚きでもありました。
日本だったら、自己責任で、海外旅行に行ったって、
たぶん日本の外務省に頼ろうという発想にならないかもしれないですね。
2回目はいま見ている途中ですが、
事務次官の話が面白いですね。
インタビューアーにつっこまれて
サー・ヘンリー・ウォットン17世紀のイギリス大使の言葉
「大使とは自国の利益のためにうすをつくべく外国におくられる正直者のことだ。」
当時のライイングという言葉には
うそをつく なまける だます いろんな相手と寝るという意味があったそうです。
その言葉で国王と対立して一時解雇されたそうですが、
「優秀な外交官は後始末も上手」
https://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Wotton
ということで復職したそうです。いま日本語で検索したけどでませんね。
いまのイギリスの外相がだれかなんて考えたことはなかったけど
会合前にいろんな職員に囲まれて
よく頭がパンクしないなと思いましたね。
16歳で高校をドロップアウトしたという
二等書記官の女性の話とか、
同性愛者の大使(ロシア語とウクライナ語ができる)とか、
いろんなバックグラウンドの人がいて面白いです。
会議とかでも女性の数が多い印象です。
イギリスの懸念はロシアだそうです。
ロシアだけ、シリアとかウクライナとかロンドンで毒殺とか
国際ルール無視したことやってるって話。
日本にいると隣の中国の脅威とかあおられてますが、
イギリスにとってはロシアなんですかね。
イギリスは、英連邦ってのもあるし、
外交が大変だろうなとおもいました。
最後に事務次官がキリングイブの話をきかれてて、
あんなに殺人事件はおきないよといってたのは面白かったです。
歴史にかかわっているという自負がうかがえます。
どうすれば相手に影響を与え 意のままに動かすか、
交渉の前に情報取集、ほかの国と手を組んだり、
すごいなと思います。
私も仕事でつかえないかな。
しかし
日本はどんな外交してるんだろうか。
相当不安になります。
https://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=190522