今日は2本映画をみてきた。
犬の裁判は……泣いた。
で、ドキュメンタリー「黒川の女たち」を見た。
これ、朝日新聞の記事をみてて、
うわーって思った記憶あり。
だって、1つの村からいくわけで、
みんな知り合いでしょ?
親兄弟も一緒で、こんなんどんな状況?
出す方も、出される方も。
地獄でしょ。
準備のための風呂焚きは小学生がやってたんですよ。
帰ってからの方が悲しかったということばがあったけど、
のど元過ぎればって感じなんでしょう、日本は。
故郷にいられなくなった人や、
自ら出て行った人もいる。
遺族会の会長のお父さんは呼び出し係だったそう。
しかし、息子である今の会長さん夫婦は女性たちに向き合って
わびているわけですよ。
会場から、開拓団の人たちというか、
犠牲になった女性たちは、加害者意識はあったのかという質問。
やっぱり、おかしいなと思っていた人はいたそう。
開拓団だけど、開墾するとかなくて、現地の人の家や畑をとった状態だったから。
取られた方は小作人として働いてたそう。
しかしその開拓団も、関東軍にはみすてられて、
開拓だけじゃなく、ソ連侵攻時の盾になるような位置におかれていたそうです。
結局、開拓団は最初から捨て石のようなものです。
日本の政府は今も昔も国民を大事にすることはないんです。
また会場からの質問に歴史修正主義者にこの映画をみてもらうには?
実名で証言されていることは云々いわれていたかな。
仮名だったり、媒体によっては色物あつかいで終わりになってしまうらしい。
1980年代にも女性で事実を記者につげた人がいる。
何回か取材をうけたけど、記事にならなかったみたい。
関係者多すぎてってとこですかね。
昭和100年でなんとなくおちついて振り返られるようになってきたのか。
黙ってなかった人たちがいたから、こういう歴史を繰り返すなということができる。
苦しい胸の内を明かして、家族にも拒否されずにうけいれてもらったことで
監督が人が変わったという女性もいた。
ほんと、若いころひどい目にあって、何もないわけがないですよ。
高校生ですよ。
軍事費に金かけるなんてっていってた人いました。
戦争やったら弱い人が犠牲になる。
日本はなんで反省できないんだろう。
