最近立て続けに水木しげるのマンガを読んでいる。
きっかけは南伸坊さんが朝日新聞で紹介されていたカットがなんともさびしげで
とても印象的だったから。
河童の三平―貸本版 (上) (もん・りいぶる (MLC004))
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: チクマ秀版社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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印刷の関係か、らしさをかもしだしているのがいい。
鬼太郎は小さいころテレビで見てたけど
※野沢雅子の方
マンガを読むのは初めてだ。
※ヒトラーのをチラッと立ち読みしたことあるかも。
戦争の体験を書いた『昭和史』(全8巻)は一気に読んだ。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/08/01
- メディア: 文庫
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今の日本のフリーターと違うのは20歳前に何度も挫折を経験し終えていたこと(笑)
それからひょうひょうと書いているけど戦争を経験していること。
※靖国の最近の騒ぎとかどう思うのか聞いてみたい。
売れるまでが長かったそうだが
その前に家を買っていたりとなんだかよくわからないけど生活力のある人だなと思った。
実家が金持ちなのか?とにかく大器晩成だな。
『河童の三平』(貸本傑作大全IIの4-5巻)は
話の展開が登場人物からして
かっぱやたぬき、死神とか小人(泣ける)とか民話チックなんだけど絵柄がリアルで、
こういうのもありでしょみたいな感覚になってくるから面白い。
しかも結末もあんなだし、あっけなさすぎ。
アンデルセンの童話ももともとの話はけっこうグロテスクなんだけど
そういうのに近いような気もした。言い過ぎか。
とにかく説教くさくて絵が甘い手塚作品よりは好きだ。
※手塚治虫より年上なんだ、水木さん!
2、3歳の年齢差で人生がこんなにかわるとは・・・
医学部だったから手塚氏は戦争に行かずにすんだのか?