じいちゃんの戦争


ネタバレあり。


テレビっ子になりそうでやばい。
はじめはテレビで見た映画の話。

チャンネルをおしてたら、「ユナイテッド93」をやっていた。
「ボーンアルティメイタム」の監督、ポール・グリーングラスの作品。
&ハイジャックの映画ってのは知っていたんだけど、
9.11ってのは知りませんでした…。


で、私が見始めたとこは、ハイジャックがはじまるとこだったのだが、
管制塔の場面とか、画面のぶれとか、
アルティメイタムではよってしまったが、えらく臨場感がでていたね。
知った俳優がでてこないので最初はなんだろうと思ってたんだけど、
携帯で検索してたら無名俳優をあつめてリアルさを追及したとかでてた。
しかしハイジャックはバスジャックと違って飛んでいる間はどーにもならんね。
9.11はビルに二機目がぶつかったところは確か、生でみてたのだが、
阪神大震災の壊れた高速道路の映像とならんでびっくりしたものだった。


そのあとWOWOWで「父親たちの星条旗」をみた。

硫黄島からの手紙」は映画館でみたのだが、こっちは未見。
二度目に掲げられた星条旗だったわけか。
たまたま旗を揚げる作業をして、生き残ってた人が
英雄ともてはやされ国債を売るキャンペーンのマスコットにされる。
誤った情報に傷つけられる遺族。
硫黄島の星条旗 (文春文庫)

硫黄島の星条旗 (文春文庫)

これをみてて、9.11の消防士のことを思い出した。
英雄とかいわれてたけど、塵肺なんかで働けなくなって生活苦みたいな。
忘れられていく英雄。
うーむ。


つづけてラストエンペラー(…さすがに途中でやめた)
これ小学生の時にはまってたんだよな…。
今見ると、よくけっこう場面は覚えてることにおどろいたけど、なんとも…。


で、法事があるので伯父夫婦がやってきた。
私は帰るのが遅かったのであまり話はできなかったが、
父と伯父が関口知宏の鉄道の旅を見ながら
最近は中国人でもこういう顔は減ったのうとかなんとか、
その時にちらっとじいちゃんの話が。
祖父が戦争で中国に行っていたのは聞いていたが、
伯父曰く「日支事変」だそうで
…小学生の私は日清と聞き間違えていたことが判明。
友達に「うちのじいちゃん日清戦争(1894)にいったんて」なんていってたもんな。
大正元年(1912)生まれの祖父なのに。


で、その祖父が南京の城門のうえで万歳してる写真があったとかなんとか


ちょ、まじでーーーーーーほんとにナンキンーーーーー?


横でご飯食べながらちょっと突っ込もうかと思ったけど抑えといた。
その前に日支事変て具体的になにを指すのか実はわからなかったわけで。
wikipediaみてみると…それってつまり1937年の盧溝橋事件のこと?
南京大虐殺は同じ年じゃねーか!!3、4年いってたそうだが!
祖父は石炭を掘ってたのでその後、戦争に行くことはなかったらしい。
もう少し私が大きければ、生きている間に祖父に話がきけたのに。
うーむ、でもきけたのかな。
星条旗の家ではその話がタブーになってたようだし。
しかし、家族のうち少なくとも一人が戦争にいってたと考えたとして…
自分の親とか兄弟と戦地での話ってしてたのかな。


私にとっての祖父は、とにかくこわそうなじいちゃんで
近寄りがたく、まともに話をした記憶がない。私はたくさんいる孫の一人にすぎんし。
伯父は父と一回りちがうので父よかよっぽど家族の歴史に詳しいわけだが
歴史小説とかとにかく本好き)
他県に住んでいるので会う機会があまりないのだが、
こんど話をききに言ってみようかなと思った。


まず万歳写真、どこにあるんだろ。