有田焼といえば三衛門ですが、そのうちの柿右衛門、
十四代目の講演にいってきた。
後ろの方に座ってたのでご本人の顔が見えず、
最初の三十分くらいは爆睡…途中おきたくらいからの話
メモ(順不同・意訳・聞き間違いあり)
・九谷の釉薬は中国にちかい。中国の絵はおおらか。
・65才以上の職人さんはなんとなく雰囲気がわかると思うが、
戦後、職人とか作家とか勘違いが始まった。
・自分は窯屋のおやじ。作家は自分ひとりのことを考えればいいけど、
こっちは職人を育てたり、窯を続けることを考えないといけない。
・重要無形文化財の認定は個人じゃなくて窯についていると思ってる?つけてほしい?つけるべき?あやふや。
・景徳鎮は毛さんのおかげで職人がいなくなって今は見るものもない。←寝ぼけてたのでちょっとあやしい
・職人は一人前になるまでに30年。頭がはげるころ、なんとなくわかってくる。
不器用でまじめで無口でぼーっとしてる人がいい。←息子さんがこんな感じらしい
・器用な人は手が余計な動きをする(笑)作家になればいい。
・松の薪が足りない。切らせてもらえない。四寸の長さが投げるのにちょうどいいのに、
三寸でそろえられる(業者への愚痴?)
・絵付けの筆でいいのは北前船の船底のねずみの毛らしい。
今は琵琶湖のドブネズミで3本作ってもらった。
昔の筆を作る職人さんはねずみの巣をたくさん知っていたらしい。
・「日本伝統工芸展」前の総裁は高松宮。伝統という文字をはずすならやめるとかいわれたらしい。
・土とか釉薬?顔料の話 匁で計るgにはなおせん
・天草@熊本の土は扱いやすいから腕が落ちる。「天草陶土」でぐぐったらCiNiiキタ!
・磁器の白にもいろいろある。
・土こね3年。上手な人がこねると作りやすい。
・マイセンは柿右衛門の写し
・クリントンへの贈り物。江戸の器を再現。フランスでお酒を入れて送った。
・お皿の絵をさして、あんなところにトンビはいらない。あれは傷かくし(笑)
・自分の昔の作品を見ながら「ずいぶん書き込んでますね〜最近見るとどきっとする」
工房の様子なんだろうこのページすごいぞ→匠の技と心-柿右衛門
深野治 謎の「柿右衛門」を追う@読売新聞
学生の頃、焼き物がすきであっちこっち見に行ったが、
有田は徒歩だとちょっと広すぎ。
シーズンでもなかったので人もいないし。さびしい記憶。
あと、お店とか敷居が高い…値段も高いし。→香蘭社 職人さんスゲー 手軽なのもあった。赤絵いい!
伊万里にしても白いお皿に絵がかいてあって
観賞用みたいなのもあったんで、ぜんぜんぴんとこなかったんだけど、
料理を入れるとしっくりきます。
けど、旅館の料理とかお皿の組み合わせはすごいもんがあるよな〜
日本料理はたくさん食器がいるな。
手ごろな値段の磁器といえば
お隣、長崎の白山陶器
一回、南青山のお店にお邪魔したことがある。
あ、有田でもなんかやってるんですね。 ARITA nanakura HANA シリーズ、もう1こ紹介記事