「アイ・ウェイウェイは謝らない/Ai Weiwei: Never Sorry」(2012)



いやー始まる前から寝てるってどういうことなんでしょうか、自分。
開始20分ごろに目覚める。
意外と普通のドキュメンタリーで見始めるも、
肝心の最後、10分くらいまた意識が飛んでる。


息子のくだりのへんで寝て、
起きたら歌を歌ってるとこで終わり。


あああ、冒頭、最後と肝心なとこを見落としてる!


ってことで問題があったのは自分の方なんだけど、
よかったですよ。
なんか、へんなとんだ映画かと思ってたけど、
まっとうなドキュメンタリー?でよかったですよ。
氏の活動をおっかける話。
政治とは切り離せないというか、
中国での生活で、さすがにどーなんみたいなことに
国内国外で異議申し立てをしてるから
どうしてもそっちの話(VS国家権力?)とセットになる。


なんつーかね、公務員?警察?
おそらく上にいわれて仕事としてやってるだけなんでしょうよ。
自分の意志でやってるわけじゃない。
これ中国、日本に関係なく。
改めて、政治家とか政府の人とか公務員てこわいなとおもったね。
自分の判断抜きで仕事せざるを得ない系の人。
内閣の大臣とか、実質考える人じゃないですもんね。
良心的拒否とかないんですかねw
ないんでしょうね。
みんなまじめに自分に課せられた仕事をやってるだけという。
まじめって時に思考停止につながるのでこわい。
ま、表にでずに裏でやってる人こそ悪いやつですよねw


で、アイウェイウェイ氏のお父さんは文革で19年も地方に飛ばされて、
街で顔に墨を塗られたりとか。過酷ですねえ。


氏はでぶなおっさんだけど
なんつーか任侠というか義侠というか、
三国志でいうと誰だw
そういう雰囲気があるんですよねえ。


あー映像の中で、廃仏毀釈じゃないけど
文革の時に古いものをたたきわってる市民の映像がありましたが、
氏のお父さんは骨董好きで、
氏は影響ないとか言ってるけど漢時代の壺関係の作品は
ああ、とかおもっちゃいました。

ああ、中国、私のみたい風景はもうのこってないかもしれない。
ってか中国にいくのに最適な時期はいつ?
ってか日本から食糧持参でいかんとならんのか?w


文革の時に学生だった人は歴史教育とかうけてないと
氏はいってましたが、
私、ほんと、中国は三国志とか少林寺とかそのへんから入った人間なんで、
それとテレビでみる中国が同じものと思えなかったんですよねえ。
ギャップを感じる。
まあ、それは現代中国を良く知らないからでしょうねえ。
ちょっといってから何かいえって感じで。


氏はアメリカに留学してるということで
ききとりやすい英語で
普通にインタビューとかこなしてました。


レンガ造りのスタジオ兼住居が素敵でした。
赤いレンガじゃなくて黒いレンガ。
私は中国にいったことないからあれですが、
フートンとか、中国の古い町並みは墨の印象なんですわ。
あれですわ。

画像はここから

で、長毛の猫があっちこっちを歩いていたり。
あと氏のファッションが私の好みでした。
Tシャツ、チノパン、そこー?みたいな感じですが、
私の普段着の好みにあってました。
あの鮮やかなジーンズはどこのだろ。



映画公式サイト
http://www.aww-ayamaranai.com/

At home: Ai Weiwei
動画

Grey Brick Galleries, Red Brick Galleries, Three Shadows Photographic Centre, Fake Design, Ai Weiwei