ややこしいけど面白い中世

 

皇位継承の中世史: 血統をめぐる政治と内乱 (歴史文化ライブラリー)
 

 おもわず声に出して本文を読み始めてしまった。

天皇、公家(権力者や外戚のみなさん)、鎌倉幕府(源~北条)、

将軍が途中から公家出身者になるからさらにややこしい。

 

つぎつぎに交代していく天皇やら関係者やらで

こんなややこしい本はない。

また今の感覚からすると早死にが多いから

さらに展開が早い。

 

で、系図はあるけど、生没の表記がないから

いったいいくつで即位して~いつ死んでとかがわからん。

 

母親がどこ出身か、院との関係をみないと

なんでこうなったってのがわからない。

 

私はたぶん、目で見て理解するほうが楽な人なので

全部、図にしてもらえれば関係性を察する派である。

ファイアーワークスがあれば、

図にできると思うけど

数年前にWINを更新してから

私のソフトが使えなくなってしまったというか

マクロメディアがなくなったんだねー

 

源頼朝の娘、大姫の話はしらなかった。

その娘を天皇の后にそえて、外戚に、

清盛もそうだけど、

鎌倉に幕府を開いた頼朝が天皇外戚になろうとしていたとは

しらなかった。

鎌倉にいった時点で京都とか公家に距離をとってたと思ってた。

なんとなく。

本によると武士はあくまで貴族社会の構成員だそうだ。

だから、権力のために天皇と関係をもとうとするわけか。

新しいことを知れて面白いなと思った。