『墨攻/A Battle of Wits 』(2006)


見た、とりあえず見た。
ネタばれ。









なんの驚きもない映画。
世界ふしぎ発見サイトの音楽にまんまとだまされた(笑)
いやいや平遙の城壁は見てみたいと思いました。→太原通信



冒頭の女の子の映像で、あれ〜といやな感じがしたんだけど、
そのとおりになっちまった。
最初のへん、無駄にしゃべりすぎだ。
そのわりには主人公の背景はみえないし、
墨者ってなに?みたいな。
兵士がたくさん出てくる場面だけでもと思ったけど、
あのカメラの動きはいったい。
あと実写が油絵みたいなコマになったり。
趙軍の黒とかちょっとかっこつけすぎだ。
主人公と他の人物の関係が中途半端な感じ。
あのねーちゃん、いらんだろ。
また巷淹中があそこまで意地をはる理由も映画ではわからん。
ってか非攻とか兼愛とか、
戦闘中持ち出されてもちゃんちゃらおかしいという印象。


あと落下傘攻撃みたいな熱気球攻撃はだれのアイデアだ?
怪獣映画みたいだ。


ただ兵士の格好が兵馬俑の人形みたいで、
髪型や被り物はへぇという感じだった。


で、アン・ソンギ、聞いた感じは本人の声だが、
たーまに口の動きがあってないような気がしたんだけど
見た目は全然違和感なしというか、すげー。
※なるほど一部やり方かえてたのか→オールアバウトのアン・ソンギ インタビュー
この人をみていて思い出したのがトニー・レオン
記者会見のときなんかはいたって普通の人にみえるんだけど
映画になると全然別のオーラがでてくる。


そういやこの人の『インファナル・アフェア』がハリウッドで
ディパーテッド』になってアカデミー作品賞に。
インファナルとどうかわってんのか?
ま、私にとってはインファナル(※Iの方)には不意打ち食らったような感じだったので
いまさらリメイクを見てもそういう驚きは期待できないだろうな。