橋の上でダンス


ポール=アンドレ・フォルティエ(Paul-Andre FORTIER )氏が毎日、橋の上で踊っている。

「30x30」 http://fortier.ycam.jp/
日時:2006年6月19日(月)〜7月18日(火)12:30〜13:00

街を背景に30分30日間かけて踊るダンスプロジェクト。
イギリスを皮切りに4カ国5都市を横断する全行程
150日間の挑戦。

で、昨日、見に行ってきた。



本当に踊っていた。
なんてことのない橋の上で。
もっと上流に行けば、いい橋もあろうに、商店街のスーパーの裏で踊っていた。
ひとつ手前のアーケードの橋の上に観覧席とカフェができてた。



踊りについてはよくわからない。
太極拳の型をみてるほうがよっぽど面白いかもしれない。
でも踊っているのをみているうちに、
なんでこの場所?なんで30分?なんで毎日?
とかどーでもいいようなことがもくもくと頭の中に浮かんできて、
なんつーか素人の禅みたいな感じになった。



フォルティエ氏のそばにはずっとカメラが張り付いているので
どうも近づくことのできる雰囲気ではなかったが
一緒に踊りだす人とかいたらおもしろいかなーとか思った。




で、橋の下で靴を洗うおばちゃんがいたり(デジカメもって行けばよかった。かなりおもしろい絵だった)、
普通に道の横だからチャリンコで通り過ぎる人もいるし、
なんとも面白い光景ではあった。
そばで見てたおじさんは見るのは4回目といっていた。
なんちゅうか、じわじわまわりに影響を及ぼしそうな感じがする。



作家の多和田葉子さんがどっかの街(@ドイツ@アメリカ)にまねかれて
滞在中に作品を書くとかいうのを読んだ記憶がある。



こういうアーティストを招いて、ここに滞在してもらって
街をひっかきまわすみたいなの、いい。
別に市民がやってもいいわけで。
きっかけになればいい。