大学図書館と著作権


小谷野敦さんのブログにあった
「不可解な著作権法
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20060826


国会図書館の職員と文献複写のやりとりが書かれていた。
『逸見広選集』の短編、4ページを複写しようとしたら
半分しかできないといわれたそうだ。
著作権の関係で。



キビシー。



市立や県立の図書館に行くと
複写をする際にタイトルや複写のページ数を用紙に記入して提出していると思うが、
大学図書館については
私の母校もそうだし、今の職場もそうなんだけど
学生は手続きもなしに勝手に図書館内のコピー機で複写している。
※ちゃんと申請書?を出すとこもあります。
職員がいちいち受け付けていたら大変ってことなんだろう。
そういうわけなので雑誌の最新号なんかもコピーする人もいるだろう。
大学図書館は図書館の中では一番そういうのにゆるいところかもしれない。
ILLやってても平気で雑誌の最新号とわかって依頼をしてくる大学があるからな。
※一度、他大に断られているのに、である。



だからこの記事を読んで国会図書館はすげーなーと思った(笑)
ちゃんと(いちいち?)確認しているから本が出てくるのも、複写するのも時間がかかるわけだ。
※いや閉架書庫&人力複写だからだろー


ゼミの先生が国会図書館は最後に行くところだといってたけど、
その通りかもしれない。
国会図書館にない本は多いし、
※今はネットで確認できるけど、私が学生の頃は・・・(笑)
いったらいったで本を手に取るまでにすごく時間がかかるし、
研究者や政治家は別なのかもしれないけど、
普通の人がいくとこじゃねーなー。
食堂とか売店もあっておもしろいけど。



小谷野さんはその後どうしたのかわからないけど
東大の非常勤講師をされているのなら、
大学図書館に頼めばいいのに。
非売品とはいえ、東大にはないけど都内に所蔵しているは大学ある。
※東大OPACで確認。
たぶん、4ページ全部送られてくるような気がするな・・・。
ってか貸借すれば自由にコピーできますよ。