アイヌ文化の基礎知識


アイヌ文化の基礎知識

アイヌ文化の基礎知識


カウンター当番の時、ちょうど返却された本。


最近、阿寒湖のマリモが盗難されたというニュースがあったが、
阿寒には1回いっただけなのだが
今、自分に湖を見た記憶がほとんどないことに、
あらためて驚いたしだい…到着した時間が遅かったからか…。
温水プールの看板を見た記憶はうっすらあるのだが。
そういえばマリモを見た記憶もない。
だけど、おみやげ屋さんが
アイヌ関連だったような記憶はある。



で、女性の刺青とか
15世紀くらいから和人に対して蜂起が起こっていたとか
一方でアイヌ同士で領地問題で20年も争ってたり
知らない話がたくさんあった。
生まれてすぐに名前をつけないとか(悪い神にみつからないように)
インディアンでもそういう話を聞いたことある。



しかーし、読んでいるうちに、なんつーか悲しい気分になった。


「一夫多妻制は本当にあったか」


とか、逆にあっちゃいけなかったのか?
と聞きたくなるような項目があったりして
え?と思った。



「つまり、あまり用いたくはないのですが、あえて通俗的にいうなら『妾』になるのです」



これは未亡人のその後の生活の例だったりするのだが
チベットとかでも似たような話はあるし
一夫多妻自体は和人にもあった話だし
現代の日本人の道徳観というか価値観みたいなもので判断しちゃってる点に
違和感を感じた。


あーでもこういう記述は一部で
入門の本としてはとても読みやすい本だと思うのでお勧めです。