大学図書館と著作権つづき


昨日の今日で、職場の隣の席の
これまた他大出身の人に、
出身大学の図書館の様子を聞いてみた。


・貸借の資料は館外に持ちだし不可。
・自館の資料じゃないから複写も不可。
・当然、資料をコピーするときは申込書を提出。
※なぜか毎回びくびくしながら複写をしていたそうだ。


うー


また大英図書館に複写を依頼したとき、
本文全体の1割しか複写できないとかで、
本当に一部分のコピーが
修論提出5日前に届いて鼻血ブーの心境だったそうだ。



いろいろなんだなー。
一部送られたってどーにもならんと思うのだが、
送る方はどう考えているんだろうか。
※きまりとはいえ、
これが利用者と面と向かって対応しなきゃなんないものだと
ちょっとしんどいだろうなと思う。





複写でお世話になっている学内の研究所には
国内の所蔵がここだけという資料もあるのだが、
全頁複写も2ヶ月で4、5件あったけど、
全部OKがでている(By上司の判断)



古いものだし、小説ではないのだけど
小説の扱いというものはなかなかやっかいなもんですね。
※OKがでたのは軍人の報告書みたいなやつとかです。


ちなみに複写依頼で多いのは大学の紀要(発行した大学に依頼するのが基本だそうで)や
自然系の洋雑誌です。
※洋雑誌は物によるんですがびっくりするくらい重いもんがあります。
自然系は電子ジャーナルが多いのでこれからは減っていくと思いますが、
この電子ジャーナルの費用ってのがびっくりするような額で・・・
大金を払って買うほど、実際使われているのか・・・
ログを調べる方は怖いと思います。
※電子ジャーナルやってる会社はウハウハだと思います(笑)



各大学のリポジトリとか進むと複写の依頼も減るんでしょうが、
論文を出す出さない、先生の確認を取るのがまた一苦労のようです。
出せない理由でもあんのかなー。
※普通の書店で買える雑誌に書いてるから〜とかまとめて本にするから〜とかいう先生なら
拒否してもらって全然かまわんと思うのですが、
大学紀要以外に発表の場がなさげな先生が激しくごねてるのが面白い。


っつか学会誌や商業誌に載らないものを集めるメリットってあるのかな・・・




そういえばネットでマンガを読めたりしますが、
これからはネットで公開することを最初から契約しとけば
出版社は儲かるような気がします。
まー難しいか。



大学図書館における著作権問題Q&A 5版
NIIにリンクPDFファイル

読まなきゃ・・・