片付いた職場

論座の最新号に東大の林香里という人の
「職場の整理整頓とワーク・ライフ・バランス」というのがあった。
ドイツとかオフィスがきれいなことと
正反対の日本の新聞社(筆者は元新聞記者)とか官公庁が比較ででてきたりして
なんていってたっけ…(笑)…
ドイツの人は三週間くらい休むとかいう話(爆)。
これって整理整頓できてないとこは仕事の能率がわるいってこと?
休めない休まない?なんだっけ?
マニュアル化すれば誰でも代替可ってことだっけ…忘れた(図書館でさらっと読んだだけなんで)。


そのあとに、9/3に見逃していた
NHKスペシャル「人事も経理も(総務も)中国へ」の再放送を見た。
番組HPの写真をみてもらえばわかるが、
まあきれいな職場ってか(個人情報を扱うからものがもちこめないのかな?)、
みんな入力マシーンかよ!ってくらいすごい勢いでキーボードをたたいていた。
日本でとった顧客情報みたいなものからアンケートとか
注文ハガキ(これは機械が読み取っていたかな)を電子化して中国に送り、
日本語ができる中国人がひたすら入力作業を行うの図。


でもこれもまともなOCRができたらなくなっちゃう仕事だよね。
(現状、活字でさえ読み取れないんだから手書きの文字は…)
あとネットで手続きとかそういうのばっかになったらなくなるんじゃない?


番組は、ニッセンがさらに総務とか経理の仕事を一部、
中国にアウトソーシングするまでの話。


冒頭日本IBMが、そういったアウトソーシングをすすめる事業をやってるとでてました。
IBMサイトの「ITサービス」のボタンにマウス置いてでるメニュー、すごいです。
カタカナだらけで。


で、ニッセン。
会社の方針で総務の仕事がどんだけアウトソーシングできるか調べてってとこから始まるんだが
自分らの仕事をなくす、否定されるようなものでもあるから
長年総務の仕事をやってきた人とか気が進まないってか抵抗していた。
結局、どんどん話は進められて(時間単価5500円かけてやってた仕事が中国では750円だよと)
自分の仕事の7割?くらいが中国にいっちゃった経理の社員が退職していた。
中国側の現場の若いスタッフがやってきて研修が始まるんだけど
教えるほうは面白くない。
でも結局、その中国人のひたむきさに感化されて、
ミスター総務(58歳)は資格をとったり、やったことのない営業もはじめたり、で番組は終了。


で、思い出したんですよ。
片付いた職場。
私は単純に、人の出入りが激しいんだろうな〜とか思った。
ま、上にも書いたが、情報を扱ってることもあるかもしれないけど。
あとPCがあればいいから、紙類はどんどんへってくよね。
私の机もそうだけど。


でも、自分たちがやってる仕事を見直すってのは大事だと思う。
ってか自営とかじゃなく、会社とかそういう組織の中の仕事で
その人しかできない仕事ってのもねえ。
営業と比べると事務の仕事って賃金低いよねえ…。


アウトソーシングを取り入れたソフトバンクモバイル
ミスが1/1000にへったとか、領収書の添付忘れがへったとか
(なーなーですまさない、すませないから)いろいろ効果をいってたな。


で、研修に来てた中国人スタッフは一か月分の給料をはたいて買った電子辞書を持参して
(両親は苦労して学資を出してくれたと浪花節なエピソードも)、
たくさんマニュアルをつくって確認してもらっていた。
社用車のリースの仕事で車の種類の話から支社の日本人とのメールのやりとりもテスト。


番組の終わりに桜井洋子アナが、
野村なんとか(あいまい)の話として
柔軟性を持つこと(適応力だっけ?)と専門性をもつことが大事、
みたいなことをいっていた。


しかしねぇ。
工場なんかは昔からそうだし
ヘルプデスク、コールセンターが国内でも賃金が地域や中国だったりに集まるってのはきいてたけど、
大連では日本のどっかのパブの求人ちらしまで作ってたし。
いやはやいやはや、ネットの力はすごい(そこかよ!)


そういやもういっこ中国関連で、
故宮からスタバを追い出すきっかけとなったブログをかいてた
除d成鋼さんのインタビューも論座にありました。
印象に残った言葉は
「ニュースの世界にいわゆる真実というものはなく、アングルが存在するだけだと思ってます」
アングルって中国語ではほんとはなんていってたのかわからないけど
久々聞いたよ、この単語。